ホームページのリニューアルにあたって

ホームページをリニューアルいたしました。
予約システムに患者の動静を把握するシステムを追加し、その実績に基づいて待ち時間や在院時間の分析を行い、その結果を「ストーリーで語るリスクマネジメント論(リスクマネジメント事例集)」(編者:石田成則、小川浩昭、発行者:株式会社創成社、2019年7月20日、第4章と第5章は小生が執筆したものです)に執筆いたしましたので、それらをwebでも紹介することにいたしました。その事例の中で、待ち時間の短縮や在院時間の短縮などの改善の推移やその活動がPDCAサイクルの構築になっていることを紹介しています。また、待ち時間以上に、これまで取り上げられていなかった在院時間の把握の重要性を述べています。
第4章医療機関・診療所のリスクマネジメント(事例研究1)では、「診療所のシェアは何で決まるか」を取り上げ、患者のリピート率の違いによってシェアが変わり競争力が大きく変わることを説明しています。この章では、リピート率向上の取り組みでどのように診療所のシェアが変化していくのかシミュレーションの結果を記載しています。
第5章医療機関・診療所のリスクマネジメント(事例研究2)ー待ち時間とリピート率改善の取り組み事例ーでは、「なぜ待ち時間ができるのか」を説明しています。また、診療所でリピート率を向上するには、サービスの向上による患者満足度の向上が不可欠で、それには待ち時間や在院時間の短縮・改善の取り組みは必須であり、最も大きな効果が期待できます。その改善の取り組み事例を実際にシステムで収集したデータに基づいて、3年間の推移をご紹介しています。
この事例の紹介によって、いち早くリピート率向上のためのサービス向上に取り組まれることに思い至っていただければ幸いだと考えております。