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本を読んでいただいた方の感想

kansou

本を読んでいただいた方の感想をご紹介いたします。

 病院に長く勤務した上で、現在医療業界でコンサルタントとしてご活躍されている方から『ストーリーで語る リスクマネジメント論ーリスクメネジメント事例集ー』を読んだ後の感想をいただきましたのでご紹介いたします。

 

 

 

『ストーリーで語る リスクマネジメント論 リスクメネジメント事例集』

 

第 4 章、第 5 章から学んだこと(MEMO)

 

                                     □□□□

  

○診療所の集患において「リピート率」について考えたことはありませんでした。「マルコフ連鎖のスイッチング理論」による調査結果は大変興味深いものになりました。

 

○「マルコフ連鎖」については、私が所有する(公社)日本医業経営コンサルタント協会の認定登録コンサルティング試験に向けたテキスト(2012 年に使用)には紹介されておらず、それを論拠としたマーケティングは行われていないのではと思いました。実際私自身も恥ずかしながら初めて知ることが出来ました。

 

○「医療法の制定と改正の推移について」は時系列的にまとめられており、前田先生の備考の追加によって、その変遷が更に具体的に把握することができました。

 

○「診療所の環境変化と高まるリスク」について、「ヒト、モノ、カネ、情報」の角度から医療という特殊性を踏まえた具体的な分析がなされており、今日の特に診療所をめぐる情勢把握を行う場合の特徴づけがよくわかりました。

 

○「診療所のリスクマネジメント」については、原理原則を学ぶ機会となりました。正直申し上げて、「医療安全」という言葉の中での、職員と患者さんに係る事項だけに囚われておりました。文中に「リスクマネジメントは、さまざまなハザードによるペリル発生を抑制し、またたとえ発生したとしても、その損失を最小限に抑え、その事業の価値を最大にしようとするプロセスを構築していくことである」とありますが、私にとっては肝に銘じる一文となりました。

 

○「図表 4-30 診療所のハザードとペリルおよびリスク」は前田先生作成のものですが、全体的に網羅できる一覧として今後引用させていただきたいと思いました。また、「図表4-31 診療所のペリルとリスクの関係性」も同様にとても詳細に網羅されており、ぜひ参考にさせてください。

 

○「診療所の経営リスク」「診療所のシェアはどうやって決まるのか」にある「マルコフ連鎖のブランドスイッチ率」はぜひとも直接面会して解説していただきたいと思いました。

 

○「待ち時間とリピート率の改善の取り組み事例」は画期的なレポートでした。これまでの30年近い医療機関勤務人生の中で、ここまで待ち時間対策を論じられた報告を見たことがありません。予約患者の待ち時間が長くなる傾向は、体験的に理解できます。私自身も予約時間の30分前には待合室に入らないと不安になるタイプだからです。しかしそういう場合の時間は不愉快になりません。それは私自身が主体的に「予約」という形で自分の医療に「参加」しているからだと思います。

 

○私にとって大変有意義でした。「どうも、ありがとうございました。」

 

                      2020 年 9 月 18 日     □□□□

 

 

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